古き良き物のリメーク

eye on the gold chain

UGLY DUCKLING "eye on the gold chain remix"

最近のヒップホップは2極化している気がする。
4.5年前までは、95年をピークにヒップホップは衰退しているなんて
よく言われていて、実際僕の周りでもそういう意見が多かった。
それが、ここにきて、いわゆるアンダーグラウンドヒップホップ
と言われるようなグループが続々と出てきて、
全盛期を彷彿させるような音に近いものがここ数年増えてきている。
実際僕もヒップホップ畑の人間で、90年代前半のヒップホップが
未だに好きな人間の一人である。
なので、僕みたいな人間にとっては、最近のこのような流れは
大変ありがたい事なのだが、
実際、音楽という物は進化すべきものであるし、
黒人音楽も、50’s=ジャズ→70’s=ソウル→90’=ヒップホップ
といったように進化してきた。
そして、どの時代にも自分たちの音楽を守ろうとする
保守的な人達がいて、そのような人達と新たな試みをする人達とは対極化する。
ヒップホップが誕生して20年以上たつが、次なる黒人音楽を作り出すのは
後者である。
常に新しい事を考えている彼らのほうがどう考えてもカッコイイ。
でも、古き良き物から抜け出せず、前者の音楽を好んで聴いている僕は
間違えなく保守的な人間なのだろう。